念 珠 占 い 
― 最 略 作 法 ―

    

< 心  得 >

念珠占いは、日ごろの生活の中で、決断を迫られた時に、自分に自信をもって生きるための手だてである。ただ漠然と将来に何が起こるか期待したり、安易に自分をおいて、他に縋るためにあるものではない。
古来「事を興すには必ず、日時を択ぶべし、但し、その日時に固執すべからず」と言われている。これは、日常の営みの中で己の傲慢さを戒めると共に、自分の心を揺るぎのない確たるものにする為である。
占いの極意は「択ばずして択び、択んで択ばず」と心得るべきである。
占う場合は日常の雑念を出来得るだけなくし、心身を安定させた状態にしておくことが大切である。そこで、心身健康法としての「阿字(月輪)観」を修した後に行なうのが、もっとも効果的な方法である。
以上を理解した上で実践してください。


 

< 準 備 す る も の >

 真言宗用の本連(百八珠)の念珠。材質はいずれのものでもよい。「念珠についてのお話し」を参考にしてください。


 

< 次  第 >


阿字(月輪)観を修し、出定の後、退出の前に行う。

先 礼拝
念珠を懇ろに三遍ほど摺り一切の諸仏菩薩を礼拝する。
次 念珠を繰る
念珠の輪の中に右手を差し入れ母珠を右手の親指と人さし指で摘み、余の三指で軽く握り込み、外側を左手の親指と人さし指で緒留めに向けて軽く扱(しご)き、意に従ったところで留める。留まったところまで母珠の側より三珠づつ数え取っていく。七珠と二十一珠の次の小珠は数えない。
次 数を取る
三珠づつ数え取っていくと、最後には残らないか或いは一珠か二珠残る。つまり、0か1か2である。その数を記しておき三遍繰返す。
次 判断
残った珠の数0から6珠で判断する。数の少ないほど良しとする。多いほど努力を要する。
判断には深秘の解釈あるもここでは略す。

以上