阿 字(月 輪)観 次 第

ー風の声を聴く・心身健康法ー


三礼 護身法 ―阿字観に修する―
先 着座(ちゃくざ) 

◯ 半跏座(はんかざ)―胡坐をかくようにしてから、右の足首を左の太ももの上に乗せて、左の足を右の太ももで押す。
  椅子を 使用の場合は両足が床に着く高さのにする。

◯ 肩の力を抜き背筋を伸ばして、耳と肩の線、鼻と臍(ヘソ)を通る線が直線になるようにする。頭の頂から床は垂線となる。

◯ 顎(アゴ)を少し引き臍下丹田に力を入れ気味に座る。

◯ 眼は開かず閉じず(半眼)して、視線は鼻端の上を通る。

◯ 舌先を上歯茎に着ける。

◯ 身を前後左右へ二三遍揺るがして、落ち着きの好い所で留まる。

次 結法界定印(ほうかいじょういんをむすぶ)

◯ 左掌を仰向けて下腹部の前(膝の上)に置き、その四指の上に右の四指を重ねて両拇指を合せて、小判形を為す。

次 調息 深呼吸 三遍

◯ 先ず口より大きく吐き鼻より大きく吸う。吐き出して三秒程止め、腹一杯に吸って三秒程止め置くこと―深呼吸― 三遍

次 阿息観 出る息ごとに「ア」を唱える 三遍 ー阿字観に修すー

◯ 「ア―――」と息の続く限り声を出す。叫んだり小声にならず自然にまかせて出す。

次 数息観 鼻で呼吸して、数を取る 数遍

◯ 静かに細く長く呼吸する。息を出す際に数える。一から十まで数えたら一に戻りまた十まで数えることを数遍くり返す。
  途中、数を忘れたら一に戻って数えなおす。

次 入観

◯ 面前に安置した本尊(画面上の本尊。阿字観の場合は阿字。月輪観の場合は月輪)を観想する。
◯ 観想した本尊を自心の中に召入する。本尊と自心とが一体と成る。
◯ 本尊(一体となった自心)を少しずつ拡大して地球程に広げる。
◯ 元の大きさにつぼめる。

〇 少しずつ縮小して胡麻粒程にする。
〇 元の大きさに戻して納める。

次 出定 深呼吸 三遍

◯ 疲れたところで止める。
◯ 観法が終ったら両手を開け、掌を内側に向けて胸より少しく高めに上げ次第に下ろし膝より膝頭へ擦り下ろす。
  頭胸等を摩擦すると観念する。手は身体には直に触れない。両手を上げる際に息を吸い下ろす時に吐き出す。

次 出堂
以上