KAIENJI　

　　　　海圓寺をお訪ね戴きありがとうございます

海圓寺は、真言宗の寺院です。現住職によって、1980年に建立されました。
真言宗は、弘法大師空海によって平安時代の初期に開かれました。弘法大師空海は1250年ほど前に現在の善通寺市（奈良市と云う説もある）にお生まれになり、31歳のとき唐（中国）に渡り、当時インドから伝えられて間もない新しい仏教（密教）を授かり、我が国に伝え弘められました。
真言宗のみ教えの真髄は、日頃の生活の中において、身体を慈しみ、言葉を慎み、心を清く保つことにより、自分自身はもとより、目に見える物、目では見えないもの全てが、仏さまの中に在るという境地を観得できることです。
当寺院のご本尊は、虚空蔵菩薩（こくうぞうぼさつ）です。この仏さまは名前の如く、天空があらゆるもの全てにいきわたっている様に、万人を見つめてその願いを成就させる仏さまです。特に福徳・知恵・除災等を司り、一般には、学業の成就、芸術・技能の上達、陸・海・空の守護などで知られております。また、丑年寅年生まれの方の守り本尊として、さらには、法事の中で三十三回忌のご本尊になっております。このように、多方面に亘り私たちにとって、馴染みの深い仏さまです。

本　尊
虚(こ) 空(くう) 蔵(ぞう) 菩(ぼ) 薩 (さつ)
名　称
海(かい)　圓(えん)　寺(じ)
所在地
〒：891-9301 与(よ)論(ろん)町(ちょう)茶(ちゃ)花(ばな)二二二番地
Tel.＆Fax.：0997-97-3549
e-Mail：kaienji.yoronjima@gmail.com

飛　び　地　境　内（亜 舎 祇）
亜舎祇（アシャギ）とは「神仏の集い遊ぶ処」という意味の与論島の言葉です。飛び地境内一円を亜舎祇とよんでいます。

菩 提 樹　

釈尊成道の地（ブッダガヤ）の、菩提樹の種を育てた樹です。この樹は、霜が降りる土地では育たない、と、言われており（確認しておりません）奄美群島辺りが、北限のようです。

天 地 指 標 石


二至二分（冬至夏至と春分秋分）の日に、太陽が、太平洋から昇り東シナ海に沈む方角が分かる。
太陽は、地球を中心にみると、冬至の日の昇り沈む方角と、夏至の日の昇り沈む方角との間を、違うことなく、一年周期で往来を繰り返す。また、太陽を中心にすると地球は、ほぼ一年をかけて太陽の周りを一周する。

岩 厨 子


宝永六年四月八日と、記されている釈尊の彫像。
上部を中心に、壊された跡があり、廃仏毀釈往時の様子が窺える。

蓮


明治初期に廃寺になった、東寺（アガリデラ）の池の蓮の子孫。

ネ　ッ　ト　寺　院　設　立　の　趣　意

今日では、インターネットは単なる情報蒐集の域を越えて、目には見えないが厳然と存在する、ひとつの社会を創り出すに至った。
当寺は、釈尊のみ教えを礎に、弘法大師のご遺戒を守り大師承相の秘法を修し、日々、修行いたしております。
このWebページは単なる寺院の紹介ではなく、ネットの海原を漂う人の島となり、心の砂漠を彷徨う者のオアシスとなるために、ネットの中での寺院のありかたを模索しております。
「一人一仏一寺」（自心に仏を観て自身を依り処とする）これが私たちの究極の目標であり、真言密教の根本思想であるところの「即身成仏」の実現にほかなりません。
ご自由に参加いただきご意見をお寄せください。

住　職　：　 市(いち)来(き)快(かい)延(えん)　　　
略　歴　：　1948年与論島に生まれる
1978年種智院大学（仏教学部密教学）卒業
在学中に真言宗の伝法潅頂を授かる
1979年より2年間インド・ネパール・スリランカ等の寺院を遊歴